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渡辺ケイがお送りするカリフォルニアワイン情報

VIVA California

about mailmagazine
★月例!ワイン会
Vol. 42 【 イヤーエンドパーティ Year End Gathering in 2006

会場は、VIVA 初の丸ビル 35Fに位置する 『ヒロ・チェントロ』。 日本のイタリア料理界をリードしてきた山田宏巳氏率いる青山の『リストランテ・ヒロ』は、みなさまも よくご存知でしょう。CENTRO はイタリア語でCENTERの意。つまり東京の中心にある、という意味です。 地上180mの高みからみはるかす夜景も、これまた素晴らしい。 山田宏巳氏が退き、これまでのマネージャーが社長の座につきました。沖縄サミットでイタリアの首相に サーヴした誇りと匠の味は、そのまま引き継がれのびやかにパワーアップ!

通常ワイン会をやらないレストランでありますが、VIVA のために料理長が、白トリュフをふんだんに使った 特別料理を用意してくれる運びとなりました。黒トリュフの4倍のお値段というのが常識の白トリュフ。 シーズンが短いという理由だけでなく、なかなか普段は口にすること叶わず…。 この白トリュフ料理に、日本では一般メディアでまだ紹介されていない、もしくは知ってはいても入手不可能 な銘柄のマリアージュとくれば!他に何を望むことあるやなしや。2006年をしめくくるYear End Party なれば こそ、贅沢に堪能しましょう。

ニューイヤー ワイン会は、六本木ヒルズの『イル・ムリーノ』 そしてイヤーエンド パーティは、丸ビルの 『ヒロ・チェントロ』。 奇しくも、年明け&しめくくりを 大好きなイタリアン&激レア銘柄という 組み合わせになった2006年でございます。

おそらく公募でのワイン会は初めて、という『ヒロ・チェントロ』です。同じフロアにある、VIVA でもお馴染 みサンス・エ・サヴールとは対角線上に位置していますから、景色も全く異なります。景色もご馳走のうち= 眺めの良い&キッチンに一番近いコーナースポットを提供してくれることになっているので、実に楽しみです。

是非VIVA 特選ワインとのマリアージュを楽しみつつ、ライヴリーで楽しい雰囲気を味わってください。 日本市場に絶対出回らない唯一無二の銘柄を揃えてお待ちしています。


○  【ボランジェ スペシャル・キュヴェ】
007でおなじみ、ジェームス・ボンドのご指定銘柄。英国では「ボリー」の愛称で親しま れています。レストランのリストにも、多くはない銘柄ですね。

○ 【 2005 アリエッタ オン・ザ・ホワイト・キース White 】
フリッツ・ハットンの自宅から直接ピックアップしてきました。ジョン・コングスガードとアンディ・ エリクソンの手による、アリエッタ初のボルドーブレンド白ワイン。フリッツもみなさんの感想を待って います。エチケットは、やはり楽譜♪ 生産量=350ケース

【2004 キスラー デュレル・ヴィンヤード CH 】
今回は、いずれもニューフェイスばかりなので、VIVA のハウスワインも入れて(!)少しは安心していただき ましょうキスラーもVIVAのハウスワインなり♪ キスラー・キスラーよりアロケーションが少ないので、 出し惜しみしがちなデュレルの新着ヴィンテージ!ハウスワインだ、どーんと行きましょう。

【2004 アント・ヒル・ファームス デムス・ヴィンヤード PN】
ウィリアムズ・セリェムで造りに携わっていた3人組が、たちあげたワイナリー。標高の高さを享受する酸の 美しさが際立ちます。優美さと清らかさが、このワインのホールマーク。Let's check it out ! 生産量は123ケースしかありません。

【2003 ファヴィア セロ・サー レッド】 『スクリーミング・イーグル』のヴィティカルチャリストとしてコンサルティングを担う、アンディ・エリク ソンの妻 アンナ・ファヴィアの名を冠したエリクソン夫妻のPB。コングスガードが所有する畑と同じエリア= クームスヴィルに畑を求め、幸運にも樹齢25年を数えるフランに遭遇したことから完成をみたワインです。 セパージュは、カベルネ・フラン85%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%。生産量230ケースの激レア銘柄にて。

【2004 ルヴァイヤサン レッド 】
20万円で、『スクリーミング・イーグル』を飲むなら(なんとパーク・ハイアットのリストでは現行ヴィン テージが45万円…!!)、リーズナブルに、こちらを選ぶのが賢いでしょう。とりあえず、どんな味わいか 試飲したいでしょ?!アンディ・エリクソン渾身のPBですから。ソノマのシラー、ナパのカベルネ・ソー ヴィニヨン&フラン、そしてメルローのブレンドです。生産量わずか 240ケースなり。

日時: 12月17日(日)午後6時〜
会費: 32,000円
会場:【 ヒロ・チェントロ Hiro Centro
住所:〒100-6335 東京都千代田区丸の内 2-4-1 丸の内ビルディング 35F
電話: 03-5221-8331
アクセス:東京駅 丸ノ内ビルディング 35F
WEB:  http://www.r-hiro.com/centro/index.html

● ワインリスト
- Bollinger Special Cuvee
- 2005 Arietta On The White Keys White Wine
- 2004 Kistler Durell Vineyrad Sonoma Valley Chardonnay
- 2004 Ant Hill Farms Demuth Vineyards Anderson Valley Pinot Noir
- 2003 Favia Cerro Sur Red Wine
- 2004 Leviathan Red
- 2002 Merus Red Magnum
- 1994 Juseppe Quintarelli Arzero


●メニュー
- キャヴィア フルーツトマト ボッタルガ 3種の冷製カッペリーニ
- 白子のムニエル 焦がしバターとアンチョビのソース カレーの香り
- チーズのラヴィオリと野菜のミネストローネ たっぷりの白トリュフをそえて
- フォワグラとしいたけの炭火焼
- 仔山羊のキタッラ
- 仔羊と北あかりのロースト
- チョコラータ モンテネロ
- 白トリュフのクリームブリュレ
- エスプレッソ カプチーノ 紅茶

ちょこっとリポート

都会の摩天楼を見下ろすフロアでいただく、極上ワインと料理長渾身の特別料理のなんと美味だったことか。 こんな大きいの見たことない!というサイズの白トリュフをプレゼンしてもらった時点で生つばゴクン。 チーズのラヴィオリが入ったミネストローネの上に、これでもかというほどの量の白トリュフを目の前で すりおろしてくれたうえ、香りを楽しめるようにと空調までとめてしまうサーヴィス精神はあっぱれ。 臭みのかけらもない仔羊は、ローストした部分とスペアリブのように骨までしゃぶらせてくれるパーツに わけてあって二度美味しい。シメにまで白トリュフのクリームブリュレが出てきて実に考えられたメニュー 構成でありました。
宴もたけなわになった頃、東京ディズニーランドの花火があがり、「おぉー!」と歓声とともに グラスを持ちつつ花火観賞までできたというおまけつき。次の機会は、少人数でやってみたいな♪

【2005 アリエッタ オン・ザ・ホワイト・キース】
もちろん寝かせてあげたらさらに馴染んで向上するのは言わずもがな、でございますが、今飲んでもめちゃ くちゃ美味しい!完全無欠の私好みのあじわいでした。フルーツ自体の質がよいこととセミヨンの配合が 相乗効果を出しており、カリフォルニアのソーヴィニヨン・ブランに多い舌にくどく残りがちな甘さが全く ない。しかし口中に広がるフルーツのあまやかなフレーヴァーが、うっとりさせてくれます。この妖しいほど の二律背反は、私が愛してやまない『マヤ』に共通します。あぁもっと飲みたい!とワイン会で思ったのは 久しぶりのことでした。

【2004 キスラー デュレル】
近年まれにみる、酸の高さと清冽なミネラル感に支えられ、心をうつ昔ながらのベストヴィンテージの ブルゴーニュを彷彿させます。ふくよかな中にも、みずみずしくすっきり&輪郭のくっきりした清冽さ。 今まで「清冽」という言葉を安易に使いすぎたかなーと思わせるほど、果実そのものよりも土壌をより反映 させたヴィンテージとなっています。これまで飽きるほどキスラーを飲み倒してきた私が初めて経験する味わい。

それもそのはず、収穫時のpHがこんなに低いのは、なんと20年ぶりだそうな。pHが低いとマロラクティック 発酵が停滞しがちになるから、とっても苦労するわけです。2004年もマロラクティックが終了したのは年を 越して春になりました。収穫は通常より2週間も早い8月の最終週だったので、非常に手のかかる子達だった ということになります。スティーヴ・キスラー、マーク・ビクスラーともに声を揃えて言ったセリフ= 「こういうワインこそが、人の心をつかんで離さないものなんだ」。ブラインドで出されたら、私でさえ すぐにはわからないだろう…というほど、違う顔を見せてくれる2004年のヴィンテージです。

【2004 アントヒル ピノ・ノワール】
最初の2銘柄で「白だけで十分幸せ」状態になった次に控えるは、これまた近年まれにみるヒットのピノ・ ノワール 。「アリの丘」の名のとおり、力持ちのアリさんが一粒の葡萄を運ぶ姿をエチケットに描いた このボトルは、酸と果実味のバランスが比類なきほど素晴らしく、私のパレットにパンッとはまりました。 気候に恵まれるカリフォルニアのピノにありがちな、ややもすると灼けてしまったような果実のあまさを微塵も感じさせず、2004というヴィンテージとは思えないほどのなめらかさで完全にノックアウトでした。

アンダーソン・ヴァレーよりも高い標高に位置する畑で、ポマールクローンを使った樹齢20年のヴァインは、 砂&ローム質のやせた土壌で強風にさらされながら、けなげにサヴァイヴァル・モードで頑張ってきました。 収量もこれでもか、というほどおさえられた結果がこれです。2004年のソノマは、ピノやシャルドネーに とって、たいへん恵まれた年になりましたが、やはり極限までの努力をしたワイナリーたちの繰り出す 至宝のしずくは傑出して素晴らしい。ウイリアム・セリェムで共に働いてきたトリオ、GOOD JOB!でござい ます。でも123ケースしか造ってないから、今から追加で入手するのは不可能…残念!!

【2004 ルヴァイヤサン】(※THの発音なのでカナでは一応「サ」にしておきます)
アンディ・エリクソンの人柄が偲ばれる彼のPB。どうしてもっと買っておかなかったのーっ! 後悔先にたたず。
絹のようなテクスチャーが舌の上をころがり、優美さこのうえなし。これはコスト パフォーマンスを差し引いても、スクリーミング・イーグルより、こちらに軍配があがるかなーと。 ヴァニラやプラム、びゃくだんの香りがノーズをくすぐり、柔らかさと質のよいタンニンが口中いっぱいに 広がります。アンディ・エリクソンが、あちこちのワイナリーからひっぱりだこだということが、このワイン を飲めば納得できる一本です。これまた生産量240ケースなので難しくはありますが、これからも定期的に サーヴできるよう頑張ろう、と心に決めた銘柄でした。

【2003 ファビア セロ・サー】
何故クームスヴィルの畑が近年注目を浴びているのでしょう?ナパの東にあるヒルサイドのこの一帯は、 比較的隠れた存在でした。しかし。先見の明がある実力者はとっくの昔にツバつけているんです。 コングスガード、スタッグス・リープ・セラーズのアルカディア、オーガスト・ブリッグスなどをはじめ、 優良ワインメーカーたちがフルーツを育ててきていました。

水はけのよい火山灰土壌に加え、サンフランシスコ湾からのクールブリーズが吹きあげ、およそ理想的な 環境がそろっているわけであります。幸運にも樹齢25年を数えるフランを見つけたエリクソン&ファビア夫妻は、 1エーカー分のフルーツをわけてもらう算段をとり、完成させたのがこのワイン。22ヶ月の樽熟成を経て、 アンファイン、アンフィルターでボトリングしてあります。完熟チェリーやなめし皮、びゃくだんの香りが、 工程の仕事を物語っています。

この後、参会者がお持ちくださった激レア「2002 メーラス」や「1994 ジュゼッペ・クインタレッリのアル ツェーロ」も堪能させていただきました。はたして、こういうワインを しらっと持ってきてくれてよいので あろうか。VIVA ファンは本当に太っ腹でござります。

【MERUS】の取材記事は、こちらから ↓
http://www.vivacalwine.com/report2005/index07.htm

【ジュゼッペ・クインタレッリ アルツェーロ】の凄さはここでお勉強しました ↓
http://item.rakuten.co.jp/wine/582643/

今回は(も!)、ウルサい カリフォルニア通をうならせ続けました。雨後の竹の子のように出現する おびただしい数のワイナリーですが、吟味すれば、天にものぼる気持ちにさせてくれる銘柄にめぐりあえる のだということを体験した会となり、個人的にも本当に幸せなひとときでした。


夜景に映えるボトルたち


日本初上陸のワインたち


白トリュフたっぷりのパスタ美味でした


どれも美味しかったー☆


ここがキッチンに一番近いテーブル


ワインぜーんぶ大当たり!


あら、ちょっと酔ったかしら…

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