雪降りしきるパリ、降り立った2003年1月末。今回の目的は「食べること」でありました。
ガイドブックだけではわからない、本当の姿を求めて。
果たして、とっても興味深く、勉強にもなり、納得できたこと、感動したこと、首をかしげること…素直に感じたままを、つらつら書いていこうかと。
一消費者&旅行者として、知りたいこと、知っておくべきこと、ガイドブックには載っていない「生情報」はビバ!の真骨頂でもあります。
まず、この年行ったお店と順番から。
| 1) ミシェル・ブラス | MICHELL BRASS | 洞爺湖 |
|---|---|---|
| 2)ランブロワジー | L'AMBOISIE | パリ4区 |
| 3)グラン・ヴェフール | GRAND VEFOUR | パリ1区 |
| 4)タイユヴァン | TAILLEVENT | パリ8区 |
| 5)オーベルジュ・ド・リル | AUBERGE DE L'ILL | アルザス・イロイゼルン |
| 6)ビューイーゼル | BUEREHIESEL | アルザス・ストラスブール |
| 7)ボワイエ | BOYER "LES CRAERES" | ランス |
| 8)ラムロワーズ | LAMELOSIE | ブルゴーニュ・シャニー |
一番味が美味しく感じたのは、ダントツ 8)ラムロワーズ。
トリュフソース、ここに極まれリ。そうそう、これが「トリュフソース」というもの
なのだ!を実感。詳細は後述しますが、これだけ食べた最終日、胃も疲れ果てて
いたはずなのに完食できた上、デザートにまで手を出し、翌朝のブレックファストも
美味しくいただけたのはラムロワーズだけ。心から脱帽です。
同様に一番に挙げたいのが、
一番サーヴィスがよかった=ATTENTIVE だったのは、文句なく 7)ボワイエ。
入り口に入る前から、食中食後、そして部屋に戻る瞬間まで心の底から気持ち良くお食事させてくれました。淑女を淑女然たる、おごそかかつ麗しくエスコートしてくれる姿勢に背筋ものびるというものです。緊張させすぎずに、気持ちよく客をもてなす、という意味では
ソースに独創性があったのは 5)ビューイゼル。
ガイドブックそのままの、神経質そうな(学者のような風貌にもみえる)シェフは、
ニョクマムまで使いこなし、オーセンティックな三ツ星に風穴をあけたかのようで
す。ちなみにここで飲んだワインで、私は落涙。テーブルでぼろぼろ涙がとまりませ
んでした。
プレゼンテーションの美しさで逸脱していたのは 6)オーベルジュ・ド・リル。
サーヴィスもワインも素晴らしく、日本皇太子来訪時の写真まで飾ってあったのですが、食に関して、一番期待を裏切られたのもこの店。
塩辛さが半端ではなく、半分も食べられなかったのは非常に残念。
しかし、出てきたディッシュは、いずれもガイドブックの写真そのまーんま。
フォークを差し入れるのが、ためらわれるほど美しいプレゼンテーションでは
ありました。だけどしょっぱっくてたべられないんじゃなぁ…。
一番予約のとりにくいお店は、他店をグーンと引き離して 2)ランブロワジー。
英語も仏語も流暢に話せない日本人が、多々イヤな目に遇っている、と聞き及んだ
このお店。フランス大使館で働く知人に頼んでも、日本ダイナースクラブのデスクに
頼んでも、とれないものはとれない!と嘆き悲しみ、やっと予約がとれた、と思った
ら無体なもてなしをされたと憤懣やるかたなき紳士淑女の思いを肩にのせ…いざ!
ここでのグラスのお話もあわせて、また後ほどゆるりと…。
ライヴリー&フレンドリーな雰囲気 NO.1 は圧倒的に 3)グラン・ヴェフール。
オリエント急行の車内を思い起こさせる赤いビロードのベンチと椅子。ギャルソンも
ソムリエもきびきびと、それはそれは小気味良く働いています。活気があふれ、にぎ
やかな雰囲気と品位を両立させているお店です。客も店側もここが「三ツ星」のレス
トランだということを十分に認識して、それに相応しいドレスコードや立ち居振る舞
いをしているからにほかなりません。うっとりするキャビアの前菜に、目の玉がとび
でる、お勘定書のお話は次回までのお楽しみにしておきましょう。
Vol.1は、短い感想をお話しました。Vol.2から個々のお店のエピソード中心に
お伝えします。