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最終日も↓もくじのもくじ、好きなところから読んでください。1章完結になってます。
1)オーパスワン
2)ディナー at ルビコン
1) オーパスワン
いよいよ最終日、最後に訪れるワイナリーは、【オーパスワン】
「作品番号第1番」というあまりにも有名な和訳で知られる
ロバート・モンダヴィとシャトー・ムートン・ロッシルドのコラボレーション。
私が聞いた噂では、赤坂界隈の料亭で一番良く出るワインらしい…
友人の若おかみが、以前教えてくれました。
パルテノン神殿を思わせる概観は、各雑誌等で幾度も掲載されているので
ご存知の向きも多いはず。
ピラミッドを彷彿させる建物を設計したのは、ビル・プレラ氏。
サンフランシスコ市内にそびえたつ、ピラミッド型の最高層ビル
「トランス・アメリカ・ビルディング」を設計した建築家です。

オーパス・ワン バレル ルーム
地下のセラーに一歩足を踏み入れると、いつも私が言うところの「アロマセラピー」
芳香な樽とワインの香りに全身が包まれます。
ここのバレルルームは壮観です。
上に積み上げるのではなく、アーチを描くように、ずらーっと一列に並べられた100% 新樽の数、1000!
芸術的なセンスを感じます。
樽の真中を、ワインを使って赤くそめるのは、ボルドーの伝統。
見た目にお洒落なだけでなく、フィルアウト(ワインを樽に注ぎ入れること)や、
タップ(試飲したり、自然蒸発した分のワインを注ぎ足すこと)の時、
空気が樽内に入らないよう、あふれるくらい、たーくさん注ぎ込むわけですが
この、あふれたワインが樽にだらーっと、跡をつけて見苦しくなるのを防いで
くれています。

ホストのウエィン
よく見ると、いくつかの樽の上に、クリスタルの置物がポコンと置いてあります。
「これなんですか?」← メンバーからとんだ質問
「なんだと思いますか?」とホスト役のウエィン。
「もしかして、このクリスタルの置物で、がんがんたたいて、
樽のふたをするとか?」← 元ワインスクールの講師の発言!
「このクリスタル、ギフトショップで売ってるよ。ペーパー・ウエイトでしょ?」
↑ケイの発言
くすくす笑いをこらえるウエィン。
「タップが必要な樽の上に置く目印です。このクリスタルが、置いてあれば
その樽は注ぎ足さないといけないって、一目瞭然でわかりますから。」 オーマイゴッド!そうだったのか…!
紹介された時は「あなたが、あの有名なケイ!お目にかかれて光栄です。
オーパスワンのことなら、何でも知ってるって、スタッフから聞いてますよ。
今日は僕、いらないんじゃないかと心配してました(笑)」
とまで言ってくれたウエィン。
それなのに「ペーパー・ウエイトでしょう?ギフトとショップで売ってるよ。
たしか$35。」
たのむよ、カリフォルニアワインスペシャリスト、渡辺ケイ…。
だって、ホントに同じ形の売ってるんだから。しかもロゴ入り。
職をなくしたら、いつでもオーパスワンが迎えいれてくれることになっていたのに
もうお流れね…クスン(;_;)
いかに大切に、果実が扱われるかの説明を受け(以前私がお届けした
グレイスファミリーのハーヴェストリポート思い出してください、よーく似てます)
「では、その成果をとりあえず、味わってみて」ということで
美しくプレゼンテーションされたグラスに、ゆっくりと97のヴィンテージが注がれて
いきます。 なんとかぐわしいノーズ…!
胸の奥まで深呼吸して、すい込みたくなるような官能的な香りです。

テイスティンググラス プレゼンテーション
とにかく、スタイルにこだわるオーパスワン。
並べられたテイスティング・グラスの前に真っ白なクロスが、
さりげなく置かれ、その上に今日のホスト役「ウエィン」の名前が
書かれたオーパスワンのカードが添えられる…。
ビッグワインに酔いしれ、敷地内を散策し、このワイナリーでしか
買えないオーパスワンのシスターラベル「オーヴァチャー」もゲットして
ご満悦のメンバー。流れるように去っていく車窓の葡萄畑とマスタードに
見送られ、ナパでの想い出を胸に一路サンフランシスコへ。
2)ディナー at ルビコン
(レストランは、食事をするところなので、写真は撮りませんでした)
今回最後のディナーは、憧れのルビコンです。
コッポラ監督、ロビン・ウィリアムス、ロバート・デ・ニーロが共同経営し、
シェフソムリエには、あの世界最高峰のマスターソムリエ=ラリー・ストーンを
迎えるサンフランシスコが誇る自慢のレストラン。
フレンチランドリーの時に負けず劣らず、お洒落にキメたメンバーを
自らエントランスに出てきて、迎えてくれたラリー。
ミスター・ボウタイの異名をとる彼のトレードマークは蝶ネクタイ。
にこやかに、そしてひとりひとりに話しかけるようにエンターテインしてくれまし
た。
「いつ、きりだそうかドキドキして食事どころじゃなかったの、実は!」
彼のプライヴェートブランド「SIRITA」のエチケットをきれいに保存し
油性ペンつきで持参したカップルは、念願のサインをもらってエビス顔。
「今日、いいワイン見つけてきたんですよー」とラリーに報告するS君。
ラ 「銘柄は?」
S 「ロング・メドウ・ランチです」
ラリーのまゆげが、ピクリと動きます。急にとっても嬉しそう…。
フレンチランドリーのキースと一緒。ラリーも米国人のソムリエなのであった。
ラ 「それは、素晴らしいセレクトですね!果実味が卓越した僕も大好きな
銘柄ですよ。ワインメーカーはキャシー・コリソン。つい先日も
サンフランシスコの新聞を飾った有能な…」←とまらない、ラリー。
S君、その銘柄、選んだのはだーれ?いち早く倶楽部VIVA!で紹介した
銘柄だし、ラリーが熱く語る事実も、私のメルマガ読者なら知ってるよねー
(と、思ったけれど、黙っていました。 私ってオ・ト・ナ!)
ラリーも、いいかげん露骨に顔に出すからなぁ。
ずーっと昔に、ゲストのリクエストでマーカッシンを頼んだ時「またぁ?」って
顔をして却下され、かわりに薦めてくれたのが、あの
フラワーズ キャンプ・ミーティング・リッジ。
「これはマーカッシンに隣接した畑で果実は申し分なし。
ヘレン・ターリーが当初は手伝っていたし、マーカッシンと比べても
絶対ひけをとらない傑作だよ。
僕は個人的に、この
フラワーズのほうがずーっと好きなんだ」
これが、私と
フラワーズとの出会いでした。その時から、ずっとファンです。
今回のラリーのおすすめは、同じヘレンターリーの造るワインでも、
ぐっと価格がおさえられたマルティネリ。全員うなりました。
まぐろのタルタルに、よくあうんですね、これが。
このヴィンテージは
絶対に手にはいらないでしょう。ルビコンでも、いつまで、リストに
あるかわからないけれど、サンフランシスコにいらしたら、是非
飲んでみてください、きっとノックアウト!の美しいワインです。
みなさんのメインコースは仔牛のシュニッツェル。
何を飲むか、ひとりひとり意見を述べて、その中から
ラリーにセレクトしてもらおう、ということになりました。
残った候補は89年のマヤ、そして96年のアロウホ。
私だったら、絶対96のアロウホだけどナ…。
ラリーは、なんて言うかしら?
「僕は96年のアロウホがいいと思いますよ」。・はたして皆さん倒れそうなくらい感激して、だんだん表現の仕方も
渡辺ケイに似てきました(^^;
「うーん、あまり期待しすぎると…と思っていましたけど、
不安は一口で消し飛びました」とはCさんの弁。
圧巻でしたね。私が、ここで、いろいろ表現するより、
飲むのが一番。飲み頃になったら、日本でのワイン会に持っていきますからみんなで楽しみましょう!
シメに、チーズとDRCのグラッパを、ラリーにおごってもらって
「サンキュー、ラリー!」
「今度、エチケットのはがしかた、弟子に教えてあげるからね!」
(↑他のソムリエが、アロウホのエチケットをぼろぼろにしてしまった。)
すっかりお友達になったようです。
こうして全イヴェントを終え、ホテルまで無事たどりつきました。
初めてのツアーよくがんばったね…みんなも喜んでくれてよかったよ。
ユカリに電話しておこうかな…。ま、とにかく、ちょっとゆっくりしようっと…。
ホテルの部屋で、ほっと一息つく私。
しかし!それは甘い幻想でありました。
「ルイスのシラー、めちゃくちゃおいしかったから、もう1本開けちゃう!」
「ロバート・クレイグとオーヴァチャーも飲んじゃいましょう!」
「さっき、ショップで買ってきたアロウッドのレートハーヴェスト飲みましょう
よ〜」
「僕のキスラーは狙わないでくださいよ…」
「キスラーの1本や2本あけないで、日本男児どうします!」
酔いにまかせ?気の大きくなったメンバーたちは、最後の夜を惜しむように
数々のワインにいだかれ、さらに天国に近いところへとのぼっていきました…。
メンバー全員、一糸乱れず団結して「はしがころげても、おかしい年頃」状態に
突入し、世が更けていったのでした。
こんな楽しいパーティ、どこでやったかって?
きまってるじゃない、私のオ・ヘ・ヤ。
【ディナーで飲んだワイン】
SP ロデレール ル・エルミタージュ 94
CH マルティネリ マルティネリ・ロード 98
PN ウィンドワード 96
MT メティッセ
CS アロウホ 96
DS ボニー・デューン、DRCのグラッパいろいろ
かけ足でご紹介してきた
初めての試み、VIVA!ツアー、いかがでしたか?
本当に素晴らしいメンバーが揃ってくださって、この上なく幸せなツアーでした。感動して泣いたり、おなかが痛くなるほど
笑ったりしながら、ワインへの知識や、造り手の哲学を肌で感じ
とても大切な時間を、みなさんとシェアできたことを本当に感謝しています。
そして残念ながら参加されなかった方も、メルマガ&Whats New!を通して現地の雰囲気を感じとっていただけたら、こんなに嬉しいことはありません。
長いシリーズ、おつきあいくださいまして、ありがとう!
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