vol.5 グランド・テイスティング & チャリティ・オークション リポート

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フィリップ・タイタス
スージー・セルビー
ジョン・ウィリアムス

『みなさん本当にありがとう!イヴェントにはたくさんの方が来てくださいました!』
こんにちは。ケイです。2月9日、アメリカンクラブでのテイスティング&チャリティ・オークション、10日はパークハイアット東京でのグレイス・ファミリー・ヴィンヤーズ・チャリティディナー、翌日MAWJへの贈呈式の後、今回の寄付で夢が叶うことになった筋ジストロフィーと闘う男の子に会いに大阪へ行き、そしてワイナリーの人達を京都などに案内して…ようやくアメリカに帰ってきました。

グレイス・ファミリー
オークションポスター

まずはイヴェントのご報告から。来場者数は予想をはるかに上回る約1,800人。19ものワイナリーのオーナーやワインメーカーが勢揃い、にこやかにブースでゲストをお迎えしたのです。入口付近ではMAWJのブースを設け、その活動内容をより多くの方に知っていただきました。カリフォルニアでワイナリーや畑を撮り続けている写真家、伊藤友美子さんのパネル展示即売会も併設されました。皆さんワインメーカーに直接質問したり、グラスにワインを注いでもらったり、記念写真を撮ったりと、とてもエンジョイしてくださったと思います。フロッグス・リープのジョンは、6リッターのボトルからテイスティンググラスにつぐという荒業をやってのけたので、もうブースの回りは近寄れないほどの人だかり。スペシャルセレクションを惜しげもなく出したケイマスもたいへんな騒ぎでした。タイタス、シャペレーのワインメーカー、→=フィリップは「日本でジンファンデルがこんなに人気があるとは知らなかった!息をつく間もないどほだったよ!」と嬉しい悲鳴。セルビー、ラビットリッジのスージーも超ミニスカートでブースに立ち、どんな思いでワイン造りに取り組んでいるか丁寧に説明をしていました。(実は彼女があんなに美しいとは知らなかった…いつも畑で会う時はごくフツーのお姉さんだから)

ディック・グレイスは出すワインがないので、サイン入りのチャリティポスターを用意しました。ひとりひとりに(追加)異なるコメントを丁寧に書いていたのが印象的。この収益金もすべてMAWJに寄付されたのです。彼の所には秘蔵のボトルを持参してサインしてもらっている人もいましたよ。これが『1982年ケイマスのグレイス・ファミリー・ヴィンヤーズ』という幻のお宝で、ディック自身「買い取らせてくれないかい?」なんて言っていたくらいです。78年から82年の4年間、ケイマスからグレイス・ファミリーのシングルヴィンヤードのカベルネが出ていたんですね。

テイスティング会場
オークション会場

サイレントオークションでは、私達の想像をはるかに超える約180万円もの寄付が集まり(募金箱やポスター、パネル、チャリティディナーの分も合わせると300万円以上!)たくさんの子供達の夢が叶うことになったのです。今回私達がサポートすることになった男の子の願いは「カリフォルニアのユニヴァーサルスタヂオに行きたい。アメリカの福祉のあり方をつぶさに見てみたい」というものでした。「ウルトラマンに会いたい」「憧れの野球選手と握手をしたい」「東京ドームでピッチャーになりたい」今までたくさんの子供達の夢を叶えてきたMAWJ。彼の持つ夢は他の子供のそれに比べて負担費用が大きくなかなか実現できずにいました。「それじゃあ我々が手伝おうじゃないか」と腰をあげてくれたのがカリフォルニアのワイナリー達なのです。当日来場くださった皆さん、心からの支援を本当にありがとうございました。ケイマスの6リッター33万円、グレイス・ファミリーの1リッター25万円を筆頭にエキサイトなシーンが繰り広げられました。実はオークション受付にいたのが私です。おわかりになりましたか?(このイヴェントは2月10日付の読売新聞朝刊35面にも記事が掲載されました。)

メイク・ア・ウィッシュで夢をかなえた子供達

ウィッシュチャイルドの男の子との初めての出会い、パークハイアット東京でのひとり7万円もするグレイス・ファミリー・ヴィンヤーズのチャリティディナーの様子、ワイナリーのみんなが朝4時に起きて出かけて行った築地の魚市場の模様などなど…まだまだ書きたいことは山ほどありますが、あとはご想像にお任せします!
たくさんの愛と感謝をこめて。

※リポート内容は取材当時のものとなります

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