Vol.18 現場で役立つ英会話 レストラン&ワイナリー編

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これまでも「A Happy New Year」は間違い「Happy New Year」が正しい言い方。
「VIP」を発音するとき「ヴィップ」では通じない「ヴィーアイピー」と言いましょう。
カリフォルニアのレストラン事情を解説しながらワインの持ち込みをしたときに厭味なく、かつクールにソムリエにふるまう言い回しなどなど、単発&トピックごとの思いつきでやってきた英語レッスン。

日本の知人・友人が一所懸命勉強している本をみせてもらって、愕然としたのがきっかけです。
あまりにも使用頻度の低いフレーズや、11年と7ヶ月私がついぞ聞いたことのない言い回しを丸暗記する努力している姿にびっくり。
レストランやワイナリーの「現場で本当に使える」口語レッスンをVIVAで…、と思い立ちしました。

相手のセリフはブルー、あなたのセリフはレッドで表記してあります。
ブルーとレッドの立場を入れ替えてみれば、サーヴする側の人も応用できるようにしてあります。

Vol.1 まだ食べているの、お皿はさげないでね

「まだ食べているの」覚えておくと便利な決まり文句

SITUATION : レストランで。おしゃべりに夢中になって、ナイフとフォークをおいたままお食事中断状態。
もう食べないのかと思ったウエイター、ウエィトレスがあなたのお皿をさげようとします。

MAY I TAKE YOUR PLATE? or CAN I CLEAN YOUR TABLE ? 
「お皿をおさげしてもよろしいですか?」

などと聞かれたとき、もしくは、黙って!お皿を下げられちゃいそうになったとき、まだ食べるつもりなら言う決まり文句はこれ。

I AM STILL WORKING ON IT.アイム スティル ワーキン オニット
カタカナで発音を表示するのはキビシイけれどこれが一番近いかな。
「まだ食べているの」 「まだ終わっていないんだよ」という意味です。

SORRY. OOPS ! EXCUSE ME. PARDON ME.
「すみません」
とか「おっとシツレイしました」などと相手は皿を戻してくれます。
せっかくのチャンスでいただくお料理。おいしければしっかり楽しみましょう!

Vol.2 お水ください

「お水ください」覚えておくと便利な決まり文句

SITUATION : ナパやSFをはじめとするベイエリアのレストランでは、お水は頼まないと出てきません。
もしくはお店の人が「お水はどうしますか?」って聞きに来てくれるのが一般的です。
このときのチョイスは3種類。
「ガス入りか、ガスぬきか、はたまた水道水か…」 
ベイエリアに限って言えばガス入りはダントツ人気の「サン・ペレグリーノ」や「ソール」。
純フレンチレストランは別として、炭酸がキツイせいかペリエはあまり好まれない傾向にあるようです。
ガスなしはこれまたぶっちぎりで「エヴィアン」。
そして水道水は直訳すると「タップ・ウォーター」なんだけど、気のきいたお店では「サンフランシスコ・ウォーター」とか「ナパ・ウォーター」などと、地元の地名を使う言い方をするので覚えておくと便利です。
米国では「ペレグリーノ」と発音するのがフツーです。  
***************
●ガス入り: SPARKLING WATER
●ガスぬき: STILL WATER ワインでも発泡酒に対して、普通のワインをスティルワインと言いますね、同じ使い方。
●水道水: TAP WATER (でもこんなふうに言う野暮な人はあまりいません)
ゆえに→ SAN FRANCISCO or NAPA WATERなど
ちなみに生ビールを飲みたいときは「TAP BEER」とオーダーします。
***************
WHAT KIND OF WATER WOULD YOU LIKE ?
WE HAVE SOLE FOR SPARKLING, EVIAN FOR STILL, AND NAPA WATER.
「お水はどうなさいますか?ガス入りならソール、ガスぬきならエヴィアン、それからナパ・ウォーターもご用意しています。」

CAN I (WE) GET AN EVIAN PLEASE ?
HOW ABOUT A LARGE BOTTLE OF SOLE ?
NAPA WATER IS FINE WITH ME (US).
「エヴィアンお願いできる?」「大きいサイズのソールにしようかな」「タップ・ウォーターでいいわ」
 など。

WOULD YOU PLEASE GIVE ME A GLASS OF WATER ?
「旅の英会話」の本に出てくるような長ーいセリフは、日本語に訳すと「恐れ入りますが、一杯のグラスのお水をいただけますか?」なんてかんじでけして間違いではないのだけれど、日常会話からはほど遠いのが現実でございます。

Vol.3 お名前うかがっておいても、いいかしら?

お名前うかがっておいても、いいかしら?覚えておくと便利な決まり文句
男性の場合は「名前を聞いておいてもいいかな」かな。

ワイナリーやレストランで予約をしたのになんらかのミスで自分の名前が入っていない…!
オーマイゴッド。ごくまれにですがないことではありません。
こんなとき「電話した時、応対してくれたのはジェニファーだったけど彼女いる?」
この何気ない一言で「個人の責任」比重が高い米国社会ではがぜん効力を発揮してくるのです。

ちなみに、大企業・レストラン・ワイナリー、どこに電話しようと受け手は必ず自分の名前(ファーストネーム)を名乗ります。
こんなかんじ。次回連絡したときも名指しをすれば話が早いので、とっても良いシステムですね。

VIVA CALIFORNIA  THIS IS KAY.
VIVA CALIFORNIA  KAY SPEAKING.

「ビバカリフォルニアです。担当ケイでございます。」

SITUATION:サンフランシスコで人気のレストラン「ルビコン」に明日午後7時にふたりで予約いれましょう。
ポピュラーなので席はとれないかもしれない…ニュアンスをそこはかとなく漂わせる、カッコイイ予約のとり方です。
このコーナーはあくまで実際に使われている、ちょっとイキな言い回し。
もちろんI WOULD LIKE TO MAKE A RESERVATION AT … でもOK、ご心配なく。

I WONDER IF YOU HAVE A TABLE FOR US TOMORROW EVENING AT SEVEN. or
CAN YOU CHECK AVAILABILITY FOR TOMORROW EVENING AT SEVEN PLEASE ?
「明日の7時に、席はあいているかしら…」

LET ME CHECK IT FOR YOU. HOW MANY IN YOUR PARTY ?
「お調べします。何人さまですか?」

PARTY OF TWO or JUST TWO.
「ふたりなんだけれど」

…と、まぁこんなかんじでやりとりが続き、無事予約がとれたとしましょう。
ここで今回のテーマ。最後に忘れずに聞いておきたい&そえたい一言。

WHOM AM I SPEAKING WITH ? or CAN(MAY ) I HAVE YOUR NAME AGAIN ?
「お名前うかがってもいいかしら」
または 明らかに先方が最初に名前を言ったけど、覚えてない・聞き逃した場合「もう一度、名前を聞かせてもらってもいいかな」

THIS IS MARY.
「マリーです。」

相手が名乗ったら(ここが大事!)お礼の言葉の後に必ず相手の名前を付け加えましょう。
これは米国社会では常識。外国人ができれば印象も違うというものです。

THANK YOU, MARY !
「ありがとう、マリー。」

これが身につけば、旅なれた紳士淑女でございます。

Vol.4 ニックネームのおはなし

パーカーと肩を並べる勢いのワイン評論家、ステファン・タンザー。
米国では誰も彼を「ステファン」と呼ぶ人はいない、と言っても過言ではありません。
石を投げればぶつかるほど?多い代表的な名前を列記しました。
ご参考までに。

● ジェームス → ジム JAMES → JIM 
クレンデネン(オーボンクリマ)、バーバー、ロビー(スペクテーターのシニアライター)

● リチャード → ディック RICHARD → DICK
グレイス、パートリッジ、ワード(セインツベリーのオーナー)、アロウウッド、サンフォード

● ロバート → ボブ ROBERT → BOB
モンダヴィ、シンスキー、クレイグ、ハンター、ペコタ、パーカー、
レヴィー(ハーランエステートのワインメーカー)、フォリー(プライドのワインメーカー)

● ステファン → スティーヴ or スティーヴン STEPHEN → STEVE or STEVEN
タンザー、キスラー、テスト(メリーヴェルのワインメーカー)

● ウィリアム → ビル WILLIAM → BILL
ハーラン、ジャーヴィス、スィーヴィー、クリントン(あ、関係ない…?)

著名な評論家、パーカー、タンザー、ロビーのお三方が奇遇にもこの中に入っています。
米国では初対面でもファーストネームを名のり呼び合うことが多いのですが、本人が「ボブと呼んでくれよ」と言わない限り、たとえば「ミスター・モンダヴィ」としておいたほうが良いという常識はアメリカにも存在します。またこれとは反対に、ずっと日本国内で通い続けてくれる米国人のお客様には、いつまでも「ミスターXX」や名前もいわずに「いらっしゃいませ」ではなく、相手のファーストネームで応対してあげると喜ばれることと思います。

米国で私の名を初回からきちんと発音できる人が非常に少なかったので、通称KAY=ケイで通し、今ではクレジットカードや免許証もこのスペルになっています。
この「A」となるところがミソ。典型的なアメリカンネームなので誰も間違えません。
ご自分のお名前が長い、もしくは発音しにくいと思われる方は、自分で楽しいニックネームを考えて伝えるのも一考です。

Vol.5 レストランでエスコートする時&される時

SITUATION: ことに欧米諸国でレストランに行くとき(もちろん日本国内でも!)の、ベーシックなエスコートマナーのおはなしです。これは愛する妻や恋人だけではなく、たとえ会社の同僚や学生時代からの友人がお相手でも例外はありませんゾ。通常はレディファーストで項目も表記するべきですがエスコートする頻度の高い殿方のシチュエーションからまいりましょう。

【殿方編】
① 入口にて
まずドアを開けるのはお約束ですね。「押す」でも「引く」でもドアを開けて先に女性を通します。これは常識なのであえて言葉を発しなくてもOK。「After you」「Go ahead」などと言うのはかえって野暮なので相手の目をみつめてうながすのが◎。

② レセプション(受付)にて
ファンシーレストランでは、ご婦人のコートを脱がしたり(着せたり)、席につくとき椅子をひいてくれるものです。しかしもしそのようにしてくれなかった場合は、さりげなーく、あなたの出番ですからボーッと立っていないように注意してね。
このとき気をつけることは、けして躊躇しないこと。「僕がやってあげるべきなのかな、どうしようかな…」
一瞬の「間(ま)」がタイミングをそらし「慣れないことやってるな」と思われてしまう原因になるので、ためらいは一切捨てましょう。
「椅子をひく」「コートを脱がせてレセプショニストに渡す」単純な動作です。
もうメカニカル(機械的)に動いたほうがヨイですね。
歯磨きの時、歯ブラシ出したら次は歯磨き粉でしょ?そんなかんじ。
これは「やさしさ」ではなく、あくまで欧米の良き習慣です。このときも穏やかな笑みでサクサクすれば、無言で大丈夫。相手を気遣う気持ちが大切なのですから。ご婦人も安心します。

③ オーダーするとき
アペリティフを片手にメニューをあれこれ選びながら、楽しいディナーのはじまりですね。
さぁ、彼女もあなたも今夜食したいディッシュが決まりました。
ころあいを見計らって、給仕がにこやかにテーブルに近づいてきます。

「ふたりぶん→二人分オーダーする」のが殿方のお役目です。
当然給仕はそういう対応を期待しているので、あなたのほうを向いて「ご注文はお決まりですか?」と聞いてきます。間違っても自分が食べたいメニューを先に告げるようなおっちょこちょいなマネをしてはいけません。
いくらパリやブルゴーニュの三ツ星レストランに行った経験を自慢しても、こーゆーベーシックなことができないようではダメダメですね。
まず、エスコートした相手の分を前菜から順に伝えます、自分の分はあとでね。(もちろん例外はあって、女性に先にたずねる給仕もいますけど)
たとえばこんなかんじ↓

「HAVE YOIU DECIDED WHAT YOU WOULD LIKE THIS EVENING ?」
「DID YOU GET A CHANCE TO GO OVER THE MENU ?」
「ANY QUESTIONS I CAN ANSWER FOR YOU ?」
「ご注文はお決まりですか?」

「WELL, MY WIFE IS GOING TO START WITH MIYAGI OYSTERS…YOU KNOW WHAT?
I LIKE OYSTERS TOO. WHY DON’T WE GET A DOZEN OF THEM AND SHARE.
SHE IS GOING TO HAVE A VEAL FOR HER MAIN COURSE AND I WILL TRY TODAY’S SPECIAL.」
「そうだね。僕の妻は前菜にミヤギのカキを…あぁ、僕も好きだから1ダースもらってシェアしようかな。メインは子牛で。僕は今日のおすすめをいただこうかな。」

夫婦単位で行動をともにする欧米では、妻をともなう場合は「MY WIFE」ということが圧倒的に多いのですが、そうでない場合は↓

SHE IS GOING TO HAVE A RED SNAPPER.
A RED SNAPPER FOR THE LADY or HER
「彼女には鯛を」

など、「SHE」「LADY or HER」などにおきかえます。

【ご婦人編】
①入り口にて
彼がドアを開けてくれるまでけして中に入ってはいけません。これは車のドアの時も共通です。
まぁこの習慣に慣れてない彼がうっかりしていたら、怒ったりせずににっこり「ドアを開けてくださる?」とうながしましょう。中に入るときは「THANK YOU」の一言を。

②レセプション(受付)にて
これも彼(レセプショニスト)にまかせましょう。コートをとったり、着せたりするとき、相手がオファーしてくれているのに「あ、大丈夫です大丈夫ですっ」などと!バタバタ自分でしなくてもいいのです。
ゆったりかまえて、相手にリードしてもらいましょう。
これも短くさりげなく&にっこり「THANK YOU」でOK!

③オーダーするとき
このときも彼にまかせておきましょう。ただし特別なリクエストがある場合は、もちろんご自分で。
たとえば…↓

CAN YOU PUT DRESSING ON THE SIDE FOR ME ?
「(サラダ)ドレッシングは、まぜないで横においてもらえるかしら?」

「SURE I WILL.」「CERTAINLY」
「かしこまりました」

今宵…楽しく語らいグラスをかたむけ、おおいに食す至福の時を満喫されたし。
親愛なる紳士淑女のVIVA読者のみなさまへ…

Vol.6 バレー・パーキング

バレー・パーキング VALET PARKING=VP(バレットではなく、バレーと発音)

パックツアー離れが著しいといわれる日本人観光者がレンタカーで現地を自在に動く、と言う人がふえてきました。そこで今日は「バレー・パーキング」のおはなしです。

高級レストランやホテルの前に必ずあるサインとユニフォームを着て立っている男の子。サンフランシスコの場合、たいてい白人もしくはメキシカン風の場合が多いでしょうか。これは駐車場確保が難しい大都市でみかけるサーヴィスで、食事をする間、レストランが契約している場所に車をキープしておいてくれるものです。
この場所に車をすべりこませる=バレー・パーキングをしたい意思表示。
この男の子たちに車のキーと料金(場所やお店の格にもよりますが、だいたい$10前後)を渡して、お店の中に入ります。料金は前払いのところもあれば、食事の勘定書きにつけてくれるところもあるのでキーを渡すときに一言「最初に払ったほうがいい?」ときいてあげましょう。慣れない場所で駐車場を求めてグルグルまわるのはホントにメゲるものです。私はもっぱらバレー・パーキング派でした=バレー・パーキングをケチるような殿方とはデートはしない。

SITUATION <1>:
VPのサイン前に車をすべりこませるアナタ。(日本と異なり「わ」ナンバーなどの特定ライセンスプレートがついているわけではないので、彼らにはレンタカーかどうかの見分けはつきません。東洋人の多いサンフランの街では、普通のスピードで話しかけられます)

GOOD EVENING, SIR. ARE YOU HAVING DINNER WITH US?
「いらっしゃいませ、こちらでお食事でいらっしゃいますね」
(深い意味はないけれど、まれに間違う人もいるので、一応このレストランで食事をするかどうかを確認するさりげない会話)

YES. SHOULD I PAY YOU FIRST OR YOU ARE GOING TO PUT IT ON MY BILL?
「そうだよ。先に払ったほうがいいかな それともビルにつけてくれるの?」

YOU CAN PAY ME NOW. HERE IS YOUR TICKET, SIR. HAVE A WONDERFUL MEAL. .
「今いただいていいですか。こちらがチケット(半券)です。ごゆっくりどうぞ。」

SITUATION <2>:
クライアントもしくは、愛する妻や恋人を外で待たせてはいけません。チェックを頼むときに半券をウエィターに渡しましょう。
店を出ると同時くらいのタイミングで車を店の前につけてくれるはず。$2-3のチップを忘れずに、さりげなく渡してくださいね。キャデラックとか借りている場合は$10くらい渡して下さいね(笑)

CAN I HAVE A CHECK PLEASE ?
ALSO, IF YOU CAN HAVE SOMEONE GET MY CAR READY, I APPRECIATE IT.
「お勘定してくれる?それから僕の車を用意しておいてもらえるかな。」

(こんな言い回しできたらカンペキです)

SURE, I WILL. THANK YOU VERY MUCH.
「かしこまりました、ありがとうございます。」

Vol.7 そろそろ、おいとましなくては

SITUATION:「そろそろ行かなくちゃ」「もっといたいのはやまやまだけど…そろそろ」
こういうシチュエーションはパーティに限らず、よくあるものです。

「I HAVE TO GO」「I’VE GOT TO GO」
↑学校や英会話スクールで、よく習う慣用的ない言い方ですね。しかしVIVAがお届けしているオークションリポートのようなシーンや、オフィシャルな集まりではこのような言い回しはしません。
女性はあくまでエレガントに、男性は品良くその場を後にするステキなセンテンスを覚えましょう。

I AM AFRAID I HAVE TO EXCUSE MYSELF. 
「もう少しいたいのはやまやまですが、そろそろおいとましなくては…。」

ひとりの時の言い方。「AFRAID」と言っても別におそれているわけではなくて、「自分の意思に反して」「残念だけれど」というほどの意味を含みます。

WE’D LOVE TO STAY BUT WE HAVE TO EXCUSE OURSELVES. 
「残念だけれど、そろそろ失礼しなければ…。」

これはカップルなど2人以上で出席しているとき。どんなに弾丸のようなおしゃべりにうんざりしていても、さっさと自室に帰りたいと思っていても「WE’D LOVE TO STAY」は枕詞のようなものなので、つけたほうが「そこはかとなく上品さがかもし出される」+「時間を共有した人たちとの会話が楽しかった」ことを示唆するものです。

MAY I BE EXCUSED ?
「失礼してもよろしいかしら?」
(女性)「失礼してもよろしいかな?」(男性)

ちょっと体調がすぐれない、急用を思い出した、怒り心頭!など、予定よりもずっと早めに席をたつときの究極の言い方。
この一言で相手は「理由があるのだろう」と察知してくれますから、引き止められることもありません。
紳士淑女のみなさま、ENJOY YOUR PARTY !!

Vol.8 持って帰りたいんだけど

米国では、食べ切れなかったディッシュを持ち帰るのはごくフツーのことです。
恥ずかしいとか貧乏ったらしい…なんて考えずに、チェックを持ってきたスタッフに一言どうぞ。
お店のほうも心得たもので、いろいろなサイズのパッケージを用意しています。
ひと昔前の英語レッスンでは「ドギーバッグ」などという言い方が流行っていましたが、そんなことを言う人はイマセン(うちの犬にあげるからっていうセリフですね、でも本当は自分たちで食べるという…)。
簡単な単語で日常使われている、さりげない言い回しをマスターしましょう。

SITUATION<1>:お皿の上にはリゾットがたくさん残っているけど、もうお腹いっぱい…。そこで一言。

CAN I TAKE THIS HOME ?
I WONDER IF YOU CAN PACK THIS FOR ME.
「これもって帰りたいんだけれど…。」

前フリにこんなセリフを言いたい人は
IT’S VERY GOOD BUT I HAVE AN UNEASY STOMACH TODAY.
「美味しいんだけど今日は胃の調子が悪くて…。」

IT’S VERY GOOD BUT I’M REALLY FULL.
「美味しいんだけどもうお腹いっぱい…!」

SURE, I WILL PACK IT FOR YOU.
NO PROBLEM. I WILL TAKE CARE OF IT FOR YOU.
「かしこまりました。お包みします。」

SITUATION<2>:半分以上残っているあなたのお皿を見て、お店の人から言われることも。

ARE YOU SURE YOU’VE DONE? MAY I PUT THIS IN A BOX ?
SHOULD I BRING A BOX FOR YOU ?
「もうおすみですか?お包みしましょうか?」or「ボックスをお持ちしましょうか?」

SHURE, PLEASE
「お願いします。」

NO, THANK YOU
「いや、結構です、ありがとう。」

断る時は、こんな一言をそえて
I DON’T THINK I HAVE A TIME TO EAT THIS AT HOME.
「家に持って帰っても食べる時間なさそうだから…。」

【注】でも…ピザはぐにゃぐにゃになってしまいます。美味しいピザはその場でハグハグ食べましょう。

Vol.9 マヨネーズは少なめにお願い!

アメリカのカフェ・モカは甘い、ドレッシングやマヨネーズはたーっぷり!これは嬉しくも悲しくも現実でございます。
同じスターバックスでも「カフェ・モカ」の味がこんなに違うのは?
頼んだBLTの端からマヨネーズがあふれているのは?
シーザース・サラダのドレッシングが多すぎて味が濃く感じるのは?
好き or 嫌い?

「~を少なめにお願いね」「EASY ON ~」という言い回しを覚えましょう。

SITUATION<1>:スターバックスで甘みをおさえたカフェ・モカをオーダーしたい時

CAN I HAVE A CAFE MOCHA ? EASY ON CHOCOLATE PLEASE.
「カフェ・モカひとつください、チョコレートは少なめにね。」

SURE.
「承りました。」

SITUATION<2>:サンドイッチ・スタンドでマヨネーズは少なめにしたい時

LET ME HAVE A BLT PLEASE.
「BLTサンドをひとつちょうだい。」

★BLT= ベーコン、レタス、トマトのサンドイッチ

SURE. DO YOU WANT EVERYTHING ON IT ?
「ぜんぶのせますか?」

★この場合のぜんぶ=バター、マスタード、マヨネーズなどを指します。
ホット・ドッグだったらオニオン、レリッシュ、ケチャップ、マスタードのこと。

YES, PLEASE. BUT EASY ON MAYONNAISE.
「ぜんぶいれて。でもマヨネーズは少なめでお願いネ。」

YOU BET !
「了解!」

SITUATION<3>:カジュアルレストランでドレッシング・ソースは別にしてという応用編
ON THE SIDEの言い回し

I WILL HAVE A CEASER SALAD. CAN YOU PUT DRESSING ON THE SIDE PLEASE ?
「シーザーサラダにしようかな。ドレッシングは別にしてください。」

YOU GOT IT !
「了解!」

【注】米国での食生活、カロリー摂取量は自分で管理するべし。日本のお正月も例外にあらず。

※リポート内容は取材当時のものとなります

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